はじめに
答えがあふれる時代に、本当に大切なのは「良い問いを持つ力」です。問いは思考の起点であり、新しい視点を生み、行動を変えます。
この7日間は「QECCメソッド(Question・Eye・Create・Change)」を通して、問いの力を体験するミニ旅です。
毎日5~10分でできますので、気軽に取り組んでみてください。
QECCメソッドの試行サイクル
「?EYEドリル」は、QECCメソッドという思考フレームワークをベースにしています。
これは「Question → Eye → Create → Change」という4つのステップを回すことで、
日常の小さな問いから、大きな変化へつなげる思考のサイクルです。
Q|Question(問いを立てる)
まずは「なぜ?」「どうして?」と、現状や当たり前を疑うところから始まります。
問いは思考の起点であり、新しい可能性の扉を開くカギです。
E|Eye(視点を広げる)
次に、その問いを多面的に見るステップ。
ChatGPTなどAIに質問したり、他者の立場から考えたりすることで、自分一人では気づけない「別の目」を得ることができます。
C|Create(新しい解釈をつくる)
広がった視点から、自分なりの答えや仮説を一度まとめます。
ここでは「正解」よりも「新しい解釈」を生み出すことが大切です。
C|Change(行動して確かめる)
最後に、小さな行動を通してその解釈を検証します。
試すことで思考が現実とつながり、次の問いが自然に生まれていきます。
螺旋的に深まる思考
この4ステップを毎日繰り返すと、
「問い → 視点 → 解釈 → 行動 → 新しい問い」というループが回り、思考は平面的なものから螺旋的に深まる流れに変わっていきます。
この7日間は、このQECCサイクルを小さく体験してもらうためのプログラムです。
問いの旅の入口に立ったつもりで、気軽に進めてみてください。
DAY1|問いを持つとは?
Q:最近あなたが「なぜ?」と思ったことは?
E:ChatGPTに「その問いに別の角度から答えて」と聞いてみましょう。
C:自分なりの新しい解釈を一文にまとめてください。
C:今日一日、その解釈を意識して過ごしてみましょう。
DAY2|「当たり前」を疑う
Q:あなたの習慣で「本当に必要?」と思うものは?
E:ChatGPTに「それをやめたらどうなる?」と尋ねる。
C:小さな実験を一つ考えましょう。
C:今日試してみて、気づきを記録してください。
DAY3|視点を変える
Q:最近の悩みを、子供ならどう考える?
E:ChatGPTに「5歳の子供の答え」を聞いてみましょう。
C:そこから得たヒントを一文にまとめましょう。
C:その視点で今日一つ行動してみましょう。
DAY4|未来を想像する
Q:あなたが10年後に成し遂げたいことは?
E:ChatGPTに「逆算ステップ」を出してもらいましょう。
C:今日できる一歩を書き出してください。
C:その一歩を行動に移しましょう。
DAY5|他者の目で考える
Q:身近な人はあなたをどう見ていると思いますか?
E:ChatGPTに「第三者からの視点」を尋ねてみましょう。
C:そこから「新しい自分像」を一文で表してください。
C:その視点を意識して会話や行動をしてみましょう。
DAY6|逆境を資源に変える
Q:あなたの「過去の失敗」で今に活かせることは?
E:ChatGPTに「その経験が強みに変わる例」を聞いてみましょう。
C:自分の強みに変換して一文にまとめましょう。
C:今日、誰かにその経験をシェアしてください。
DAY7|問いの旅の振り返り
Q:この一週間で最も心に残った問いは?
E:ChatGPTに「その問いをさらに深める問い」を聞いてみましょう。
C:学びを3行でまとめましょう。
C:SNSや日記にアウトプットして一週間を締めくくりましょう。
NEXT STEP
この7日間は、問いの入り口にすぎません。
問いを続けると、思考は螺旋的に深まり、あなた自身の変化につながります。
さらに本格的に実践したい方には:
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